ホーム事例事例記事大好きな小海町の実家を改修した古民家風レストラン

大好きな小海町の実家を改修した古民家風レストラン佐久

プロフィール

お名前

井出ゆかりさん

年代

50代

居住地

小海町

 

 

農家レストラン「四季の味 やまなか」の外観
 

長野県小海町で農家レストラン「四季の味 やまなか」を営む井出ゆかりさん。

生まれも育ちもずっと小海町で、この自然に恵まれた環境が大好きです。

八ヶ岳の豊かな自然に囲まれた小海町は、長野県の東部、南佐久地域のほぼ中央に位置します。

季節により水面の色が変わる神秘的な松原湖や、建築家・安藤忠雄氏が設計し洗練された空間の小海町高原美術館があります。

古民家の実家をレストランに

レストランの店内
 

井出さんの生まれ育った実家は、以前は家の2階で養蚕を行なっていました。

築150年古民家の実家は、所有の山の木を切り出して作った家だそうです。重厚感漂う実家の建物の雰囲気は人々を惹きつける魅力があります。

レストランを開業したきっかけは、母のとら江さんが同級会でみんなを家に泊めたいと言い出し実家の2階をリフォームしたことに始まります。

「自分のお店を持つことは、昔からのずっと夢だったんですよ」と笑って話す井出さん。

台所や2階に上る階段を改築し、キレイになった実家を見て、「ここでお店を開きたい」と井出さんも長年の夢を再認識しました。

ご主人に夢を打ち明けると、ぜひやってみるべきだとの背中を押してもらい決心します。

2011年4月農家レストラン「四季の味 やまなか」オープン。

お店は、母とら江さんと2人で切り盛りしています。

お店をオープンする前は、病院で栄養士や、町のホテルで調理師をしていました。

その経験を活かして、自家栽培の野菜や山菜を使い、四季折々にあったメニューを提供しています。

自分の畑の野菜でおもてなし

山菜
 

お店で出す食材は、井出さんやとら江さんが家庭菜園ですべて栽培したもので、毎年50種類くらいの野菜を育てています。

新鮮な山菜も自ら山に行って採ってきます。

近所の人とも身近な付き合いがあり、野菜をもらうこともあって、とても有難いと感じています。

「春は山菜、秋は天然のキノコや、原木にコマ打ちしたシイタケですね。

冬には、ダイコンなどの漬物を20種類くらい作っていてみんなお出しします。うちの名物の漬物なんですよ」

「いらっしゃるのは女性のお客様がほとんどですね。あとはご家族連れかな。

テレビに取り上げられてから、地元の人はもちろんですけど、全国からも本当にたくさんの方が来てくれるようになりました」

料理の内容は、季節によって変わります。

山里の旬を意識しつつ、農家が提供する新鮮な野菜と、歴史ある古民家の雰囲気が口コミで広がり、今では予約が絶えない人気店となっています。

生まれ育った信州小海町

豊かな自然に囲まれた環境のいい小海町での子育ては「まるで畑で子供が大きくなったよう」と、なつかしく振り返ります。

「新鮮な野菜を自分でも食べて、家族もみんな病気知らずですよ」

家族や地域の方に支えられ、夢をかなえた井出さん。

「来られた方には、おしゃべりしながら、ゆっくりと時間をかけてお腹いっぱい食べてほしい」そんな願いを胸に、今日もお客様に心を込めておもてなしします。

 

井出さん
 

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