しあわせ信州住まい方ビジョンとは

ホームしあわせ信州住まい方ビジョンとは

住まい方ビジョン策定の趣旨

 私たちを取り巻く住環境は、人口減少と少子高齢化の進展や、それに伴う空き家の増加、また地球温暖化等による環境変化、更には、暮らしそのもののニーズの多様化を要因として、大きくかつ急速に変化しています。
 一方で、信州では古くから自然に恵まれ、歴史・文化に根ざした豊かな暮らしが、人々の触れ合いと支えあいの中で営まれてきました。
 県内外を問わず、人々を惹き付ける魅力に溢れた信州の豊かな暮らし、時代の変化に対応しながら、県民一人ひとりが輝ける確かな暮らしが営まれる美しい信州を守り、創造していくことが求められています。
 このビジョンは、現代の環境の変化に対応した、これからの時代に求められるハードとしての住まいだけでなく、そこで営まれる暮らしも含めた「住まい方」として、理念と基本的な視点について、県民及び移住者、また、事業者の皆様と共有しながら、豊かさ・しあわせを感じられる住まい方の実現に取り組んでいくために策定したものです。

住まいを取巻く環境の変化

3つの変化

社会環境の変化
  • 人口減少、少子高齢化の進展
  • 空き家、空き地の増加と都市のスポンジ化
  • 家族のあり様の変化
自然環境の変化
  • 地球温暖化に起因する災害が頻発
価値観の多様化
  • ライフスタイルの多様化
  • 都市と田舎の関係性の変化
  • アフターコロナ

環境の変化に対応したこれからの時代にふさわしい住まい方とは…

右肩上がりの経済成長や人口構造を前提とした旧来型の社会システムは、もはや通用しなくなりつつあります

これからの「住まい方」を考える上での

5つの視点

住まい方は「生き方」「暮らし方」「働き方」と密接に関係

豊かさ・しあわせのパラダイムシフト、居心地・心地よさ、ひらく・つながる、信州らしさ(信州の強み)、住みこなす、これらが合わさることにより、豊かさ・しあわせを感じられる「住まい方」を実現することができる
豊かさ・しあわせのパラダイムシフト

お金だけではない、” しあわせ” の再定義

  • 人や地域とのつながりが幸せ
  • 地域や社会に必要とされている幸せ
居心地・心地よさ

性能だけでは語れない暮らしの心地よさ

  • 五感で感じる心地よさ
  • 居心地のいい信州
ひらく・つながる

価値観の多様化や情報社会における新たなコミュニティのあり方

  • 地域にひらく住まい方
  • 価値観や想いでつながる新しいコミュニティ像
  • 多様なコミュニティの重なる場づくり
信州らしさ(信州の強み)

この信州でこそ実現できる暮らしがある

  • 他地域との二地域居住
  • ゼロカーボン、信州版ゼロ・エネルギー住宅
住みこなす

多様な暮らし方を受け容れる住まいの多様性

  • ライフスタイルの多様化に対応
  • 世帯やライフステージの変化に対応
  • 働き方の多様化に対応
信州らしさ(魅力・特色)

他県に誇れる「信州の強み」を最大限に活かします

恵まれた立地条件

  • 豊かな自然や美しい景観
  • 大都市圏からのアクセスの良さ
  • まちと自然のちょうどよい距離感

受け容れ力(寛容さ)

  • コミュニティの心地よさ
  • 人とのつながり、人の好さ
  • おすそわけ、結、お互いさまの文化
  • 学びの風土と自主自立の県民性

営まれてきた豊かな暮らし

  • 多様な個性を持つ地域
  • 地域に息づく歴史や生活文化
  • 恵まれた環境資源
  • 森林資源
  • 男女とも健康長寿日本一

豊かさ、しあわせを感じられる
「住まい方」を実現

育まれた資源を次世代に住み継ぎ持続可能な地域共生社会を実現

これからの信州に求められる
豊かさ、しあわせを感じられる「住まい方」

3つの提案

1住まいの姿 環境や健康にやさしく安全な住まい

健康・エコで居心地のいい持続可能な住まいで暮らします

  • 信州の環境に抱かれ心地よさを五感で感じる住まい
  • ゼロカーボンと健康長寿に資する住まい(信州版ゼロエネルギー住宅)
  • 地消地産による持続可能な地域内循環に寄与する住まい
  • 災害ハザードエリアからの回避と強靭な備えの住まい
ソーラーパネルが取り付けられた家の写真
2住みこなし 多様な変化やニーズに対応した住まいの選択
ログハウスで暮らす人の写真

ライフスタイルやライフステージに応じて柔軟に住みこなします

  • 家族の変化やニーズに応じた住み替え等で生活がより豊かに
  • 住まいが、住むだけでなく、働く、学ぶなど多様な機能を発揮
  • 都市の利便性と自然の豊かさを享受するハイブリッドな生活を実現(二地域居住、リゾートテレワーク等)
  • 多様な世帯が地域で共生できる住まいの多様性(シェアハウス等)
2コミュニティ 地域や社会にひらかれ つながり ささえあう暮らし

多くの居場所があり、人や地域との交流で豊かに暮らします

  • 地縁、血縁のほか、価値観でつながる新しいコミュニティ
  • 自宅と仕事場以外の自分の居場所を確保
  • 適度に地域にひらかれた住まいで、ゆるやかに近隣とつながる暮らし
  • コミュニティハブや情報で地域とつながる地域社会
  • 家族機能を補完し希望に溢れた共生社会
  • 機能が集約された、多世代に優しい生活拠点(コンパクトシティ)
大人数で食卓を囲んでいる様子の写真
役割分担

情報発信

  • 多様なニーズを受け容れる住まい方の情報発信(実践事例・支援策等)

ビジョン実現の環境整備

  • 信州らしい住まいの指針作成
  • 住みこなしの普及啓発と推進
  • 人や地域との交流機会の創出

事業者

県民への提案

  • ビジョンを具現化する住まい・住まい方を提案

多分野連携による推進

  • 住宅建設事業者のみならず、様々な分野の事業者が連携・協調して推進

県民・移住者

県民への提案

  • 次世代につなぐ信州の魅力の維持向上
  • ライフスタイルやライフステージに応じて自分らしい住まい方を実践

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