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人とのつながりを生み出す空間に南信州

プロフィール

お名前

新海健太郎さん

年代

50代

居住地

飯田市

 

 

新海健太郎さん

愛知県名古屋市生まれの新海健太郎さん。愛知県の大学を卒業後、長野県の広告制作会社で働き始めたことをきっかけに1997年に飯田市へ移住します。2012年に独立し、広告デザイン会社「株式会社週休いつか」を創立しました。現在は広告制作に取り組む傍ら、古民家を利活用し施設やアトリエなどを運営しています。

飯田市へ移住して起業

打合せの様子
打合せの様子

新海さんは長野県の南信地域に配属され、飯田市で働くことになります。ウェブサイトの制作業務に携わり、7年後社長の勧めで起業を決意します。

前職での経験をもとに広告デザイン業から新しい仕事をスタートしますが、様々な業種の人に出会う中で次第に新海さん自身の考え方が変化していきます。

「業界ごと、枠のある考え方にとらわれていると感じていました。でも他の業種の価値観ややり方を取り入れてみると面白いイノベーションが起きると気づいて。そこからは広告業だけでなく、クライアントの課題解決という視点に切り替えて仕事をしています。いわゆるコンサルタントのような仕事です。」と新海さんは言います。

地域で求められる様々な仕事に応じることで、マルチプレーヤーとして新海さんは活躍しています。

古民家からつくるコミュニティ

店頭で駄菓子を食べる様子
フリースペースの様子

周りに協力者や知り合いが少ない中で始まった新海さんの会社。大きなオフィスを借りるという考えはなく、他に働く場所を探す中で新海さんは古民家に出会い、その魅力に惹かれてリノベーションに着手します。現在は古民家に興味を持つクライアントと古民家再生事業を展開しています。

古民家を活用した一つの事例が「裏山しいちゃん」。「うらやましいと思われるような 働き方や生き方を目指せる場所」という意味で名付けられました。1階は駄菓子屋と新海さんの事務所、2階はフリースペースの複合施設です。

「駄菓子屋を始めたきっかけは、地元の高校生が発案した企画。この建物は色々な人が来てやりたいと思ったことを実現するために使ってほしい場所です。」と新海さん。

「裏山しいちゃん」は子どもが駄菓子を買いに来る場所、高校生や大学生の勉強場所、社会人がイベントを開催する場所として利用されています。

「若い頃都会にいる時は、一人でなんでもできると思っていたんです。でも飯田市に来て、やりたいことやテーマが大きくなればなるほど、何もできないと感じ始めました。人が力を合わせて何かを生み出すことで普段できないことができる。だから色々な人が来てくれる場所作り、“コミュニティを生み出すこと”自体はすごくやりがいがあります。」

飯田で暮らす良さ

「飯田に移住してきてからたくさんの人たちと知り合って、特に“住みやすさ”を感じています。幅広い年代の人たちと時には一緒に遊んだり、困ったときには相談に乗ってもらったりと、人のつながりが強い地域だと日々思います。」と話します。

この日も地域の人と打ち合わせを進める新海さん。周りには毎日様々な人が訪れます。

 

勉強場所として利用している様子

 

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