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古民家をリノベし、地域とつながるシェアハウス上田

古民家をリノベし、地域とつながるシェアハウス

プロフィール

お名前

松江朋子さん

年代

50代

居住地

上田市

居住年数

6年

暮らしの経緯
東京暮らしのストレスから解放され、別所温泉でのんびり暮らしたいなと思い新たな暮らしを始めました
暮らしの中で大切にしていること
無理せず自由に暮らすこと
これからの暮らしの希望
別所温泉の活性化になることを今後もしていきたい
住まいの変遷
富山では1軒家の実家→大学時代は石川県金沢で賃貸アパート→就職し東京では賃貸アパート→別所温泉では賃貸の貸家

住宅棟とテナント棟からなる「別所ヴィレッジ」で通りに、
にぎわいを

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築90年から100年の古民家をリノベした「別所ヴィレッジ」

東京で設計士として働いていた松江さん。2014年に初めて、県内上田市の別所温泉に住む学生時代の同級生を訪ねた際、「いいところだな」と好印象を持ちました。

「実家の事情で東京と富山の実家を行き来するようになり、その忙しさと東京生活にストレスを感じていました。別所でのんびり暮らすのもいいかなと思い、3カ月後には、別所温泉で暮らすようになったんです」と松江さん。

知り合いの紹介で一軒家を借り、設計の仕事をしながら暮らしていたある日、友人の付き添いで空き家バンクの古民家を見学しに行きました。

結局、友人は家族の反対でその古民家をあきらめたのですが、一緒に見に行った松江さんが「すごくいい物件だな」と思い購入することに。

「最初は街の活性化もできるし、ゲストハウスに改修しようと思ったんですが、それだと毎日掛かりきりになって自分の設計の仕事ができなくなるので、シェアハウスにしたんです」

改修にあたり、設計は自身が一級建築士でもある松江さんが行うことに。

「もともとの建物自体が良かったので、それを生かしつつ古いものが生きる設計にしたいな」と自身でも塗装をしたり、キッチンや洗面台のタイルを貼ったり。

建物が大きく、温泉地のメイン通りでもあったので、「もっと人通りが増えてほしいな」という思いから、シェアハウスを住宅棟とテナント棟に分け「別所ヴィレッジ」と名付けることに。

テナントでは現在、カフェ&バーが営業を行い、他にカメラマンとIT系の事務所が入っています。

地元の住民や旅行客が集まるカフェ&バー

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ランチでにぎわうカフェ&バー「ブルーノ」。奥のカウンターでマスターと話す松江さん

 

 

 

オープン時から別所ヴィレッジで営業しているカフェ&バー「ブルーノ」。

地元の常連客や旅行客が、1人、2人と集まる度に、にぎやかになります。

「去年、頂いたお漬物、本当においしかったです」

「おしょうゆと砂糖と隠し味にカルピスをね、少し」

と“我が家の漬け物話”から新しくオープンした店の話まで話題はつきません。

お客さんも「気兼ねなく来られて、おいしいものが食べられ、とてもいい場所。毎週、来ています」とお気に入りです。

夜のバー営業がある週末は、近くの外湯の帰りに立ち寄り、お酒を楽しむ客も。

マスターも「地域の情報やいろいろ面白い話も聞ける。シェアハウスには“お試し移住の部屋”もあるし、この別所に住む方が一人でも増えれば」と期待を寄せます。

「気軽にお試しで住めるように」とつくられた人気の
“ お試し移住”部屋

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共用キッチンで、お試し移住部屋の利用者と会話をする松江さん。左は、共用の小上がり

住居棟は、3世帯分の居室と、お試し移住用の1部屋の計4部屋に分かれています。

共用スペースにある小上がりでは、住民同士お茶を飲んだりしながら情報交換も。

お試し移住の部屋は1カ月のリモートワークで来た人や、アーティストなど短期利用が多く、松江さんは「お試し移住だといろんな人が来るからおもしろいですよ」と話します。

実際にお試し移住部屋を利用する3回目のリピーターは「部屋が広く、和室で落ち着ける。松江さんは、周辺にも知り合いが多いので、たまにここで集まって飲むんですが、地元の人とのつながりのあるシェアハウスで楽しいです」と話し、皆で楽しめるように小上がりに置くこたつをプレゼントしたそうです。

古民家ならではの設えで、落ち着いた暮らしを

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お試し移住を経て新たに入居し、荷解きをする住人

一度お試し移住を体験した後、別所温泉や古民家の雰囲気を気に入り、定住を決めた入居者もいます。

「都会ではフローリングの部屋が多かったので、母から受け継いだお気に入りの和ダンスに合う畳の部屋にずっと住みたかった」と話し、「この静けさの中でテレビのない生活をしていると自然の方に目がいき、気持ちも穏やかになる。仕事にも良いインスピレーションになると思います」と新たな暮らしに希望を感じています。

シェアハウスで楽しくつながり、温泉で癒される
別所温泉ならではの暮らし

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住民は約70円で利用できる「大湯」に向かう入居者と松江さん

住民たちは、歩いて2分で行ける温泉で疲れをとったり、温泉街での暮らしをとても楽しんでいます。

春には、シェアハウスの住人やお試し移住の人、また農業に興味がある地元の学生が参加し「別所ヴィレッジ」の畑に種まきと苗を植え“シェア畑”も始めたようです。今後も「住民が楽しめ、街の活性化になることをしていきたい」と松江さんは話します。

耳寄り情報

上田市の空き家バンクの制度を利用し、古民家を購入しました

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