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自分のチカラで 農業もエコロジーも家づくりも上田

プロフィール

お名前

合原亮一さん

年代

50代

居住地

上田市

 

 

上田市の風景

 

農作業をする合原さん
 

長野県上田市に住む合原亮一さん。

妻と父の3人暮らし、広島県生まれ東京都育ちです。

 

長野県上田市は、長野県東部に位置し、中央には日本最長の千曲川が流れています。

上田市内には、信州屈指の歴史を誇る別所温泉や、寺社などの文化遺産が多数みられ、戦国武将・真田昌幸によって築かれた上田城も知られています。

もともとアメリカの大学院で、環境問題や自然エネルギーなどの研究をしていた合原さん。

食料不足問題などを扱っているうちに、実際に自分も農業をやって肌で感じてみたいと考えるようになりました。

上田市で有機農業をやっていた知人の勧めもあり、上田市に住み、農業の手ほどきをしてもらうことに決めました。今から25年ほど前のことです。

昔は規制が多く、農地を借りたり買ったりがなかなかできなかったそうですが、だんだんと規制が緩くなり、合原さんも農業が始められるようになりました。

自然エネルギーを使った家

建設中の合原さん宅

 

ソーラーパネル

 

 

 

合原さんが現在家族で住む家は、合原さんが自分で作れる部分は自分で作りました。

「ずっと環境問題にかかわってきたので、環境に特化したエコな家を作りたいと思っていたんですよね」

家を考える時期は、ちょうど上田市が環境基本計画を作る時期で、その会議で知り合った建築家に設計してもらえることになりました。

大工さんに相談しながら、出来るだけ新しい材料を使わず、使えるところは廃材や廃棄の建具や窓を使って建てました。

断熱をよくするため、石油を使わないペチカ(ロシアのレンガを積み上げた暖房)も取り入れています。

合原さんは、2011年の東日本大震災を機に、自分たちでも自然エネルギーを作った方がいいと考えました。

「NPO法人 上田市民エネルギー」の理事も務め、『相乗りくん』を推進しています。

『相乗りくん』とは、太陽エネルギーをみんなでシェアして、太陽光発電を増やす仕組みです。

広く空いている屋根の家を持つ『屋根オーナー』と、屋根オーナーから屋根を貸してもらって設置することができる『パネルオーナー』が、力を合わせて発電する仕組みです。

合原さん自らも活用しています。

ICTを活用して 

パソコンで仕事をする合原さん
 

合原さんの仕事は、上田市と東京都にオフィスを構える会社の社長です。

ITベンチャーで、Webアプリケーションの開発や、IoT機器やスマートフォンアプリの開発などをしています。

もともと家で仕事をすることが多かったそうですが、時代もあって、ますますオンラインでの仕事を選択する社員が増えてきたそうです。

信州で暮らす喜び 

「家で仕事をするということは、とても融通が利くんですよね。畑に行って、仕事をして、また畑に行って…というように。農業も仕事もどちらも出来て非常にいいですよ」

と笑いながら話します。

「上田市は人もいい人が多いし。いい暮らしですよね」

合原さんは、自分で出来ることは自分でやるということを常に思い、自然エネルギーや環境問題に心を傾け、環境に優しい日々を送っています。

 

家の前に立つ合原さん
 

 

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