プロフィール
お名前
橋本芳裕さん
年代
30代
居住地
諏訪市
居住年数
3年
- 暮らしの経緯
- 神奈川県の横浜市で暮らしていた頃、県内諏訪市を訪れ、自然のある環境が気に入り横浜と諏訪で二地域生活を開始。その後、諏訪市に定住
- 暮らしの中で大切にしていること
- 自然との共生
- これからの暮らしの希望
- 八ヶ岳がよく見渡せる自然が多い環境でテレワークをしながら薪ストーブのある暮らしをしたい
- 住まいの変遷
- 横浜では賃貸マンション→諏訪市で庭と畑付きの貸家
横浜から自然を求め、始めた二地域生活
横浜で妻と暮らしながら人材関係の会社に勤めていた橋本芳裕さん。2017年に知人の案内で県内諏訪市を訪れた際、この地域をとても気に入りました。
「諏訪市は東京からのアクセスも良く、自然や温泉なども生活圏に身近で、こんな環境で暮らせたら良いなと妻と話していました」
その後、その知人から「良い平屋があるので一応、写真を送りますね」と物件を紹介されました。
「実際に内覧し、間取りも広く、水回りもリフォーム済みで景色も良く、さらに大家さんの人柄も良かったので決めました」と橋本さん。
そして、諏訪市に家を借り、妻と移住することを決めました。もともと、会社を独立することも考えていた橋本さんはそのタイミングで、フリーランスの人事採用コンサルタントとして独立。そして、翌年、茅野市で法人化しました。
ただ、仕事のクライアントは東京などが多かったため、東京でも事務所を借りることに。しばらくは、諏訪市と東京の二地域生活をしていました。
「大自然が間近にあるにも関わらず、首都圏からの利便性もよいので、二地域や多地域居住など幅広い仕事がしやすい地域だと感じています」と橋本さん。
コワーキングスペースで広がる人脈と仕事
仕事は、人事採用コンサルタントとして企業の人事の代行及び人事コンサルティングをしています。
「二地域の頃から仕事はZOOMで対応することが多く、実際に東京に行くのは月に数日。オンラインの仕事に不慣れなクライアントには丁寧にやり方を説明すると、『こんなに便利なことができるんですね』と好評で、その後はオンラインでの仕事になるケースもありました」
諏訪市での仕事場は自宅から車で15分ほどの距離にある茅野市のコワーキングスペース「ワークラボ八ヶ岳」を利用しています。
「ワークラボ八ヶ岳」ではフリーWiFiや電源が完備され、WEB会議も行えるモニター付きのミーティングルームやコピー機、コインロッカー、共用キッチン、また共有のフリーラウンジもあり、仕事をするには良い環境だと言います。
そして、向上心の高いフリーランスやスタートアップの企業がオフィスを構えていて、さまざまな職種の人が利用しているので、利用者同士お互いを高め合い刺激にもなり、仕事にもつながりやすいとのこと。
「『ワークラボ』の名の通り、ここは実験的な試みとしてセミナーやイベントを行ったりして異業職同士、人と人の交流が生まれやすく“ハブ”のような場所でもあります。デザイン関係やIT関係、山岳関係の人も利用します。私もここで出会った方に依頼され、人事採用のコンサルタントとして仕事を任されたケースもあります」と橋本さん。
3年かけて確立した、自然の中でもテレワーク
東京と諏訪の二地域生活を続けて3年目に、東京の事務所を解約し、完全に諏訪市に拠点を移しました。今ではその仕事のスタイルも確立してきたと言います。
「世の中の仕事のスタイルがテレワークへシフトしましたので、今はほぼ、テレワークです。自宅でテレワークでの面接や打ち合わせを行う時もありますし、集中したいときは『ワークラボ八ヶ岳』の会議室を使ったりします。
この地域の良さを知人に伝えたところ、諏訪に訪ねて来てくれました。その時も、知人が観光している間、私はそとでテレワークしていました(笑)」。
また、現在のクライアントは長野県内にかぎらず、北信越、関東と各地に渡るため、テレワークで時間を有効に使え、仕事もはかどるそうです。
八ヶ岳がよく見渡せる、薪ストーブのある住居を
そんな橋本さん、休日は庭で妻と一緒に家庭菜園をしたり、友人を呼んでバーベキューをすることもあると言います。「ワークラボ八ヶ岳」で知り合ったスペインから移住した友人が自宅に来た時は、たこ焼きパーティーをしてもてなし、「日本の食文化を体験でき、とても楽しい」と好評だったそうです。
また、徒歩圏内にある温泉で疲れをとったり、自然のある場所で散歩をしたりと、諏訪での暮らしを楽しんでいます。今は賃貸住宅に住んでいる橋本さんですが、今後は、「八ヶ岳がよく見渡せる自然が多い環境で、新たに家を建てようと計画中」とのことで、「薪ストーブを入れることが理想。今後もテレワークをして、自然と共生しながら暮らしを楽しみたい」と妻と二人で話しているそうです。